2/27はれ
目が覚めると、営業のカワムラさんが運転する車の後部座席に寝そべっていた。林の中の一本道を通ってるところらしかった。現地に借りた貸し倉庫から現場事務所までいつも送ってもらっていたのだ。ただ、どうしたものか車に乗った時の記憶がない。なんか少し頭も痛い。
しばらく行くと、恐る恐る後ろを振り返ったカワムラさんと目が合った。今朝の様子を聞いてみると、深刻そうな顔で「最近お疲れじゃないですか」と聞き返された。「忙しくなるとみんなそうなんですよね、石のように眠ったまま動かない。何をしても起きない。」今朝も割と大変だったらしい。
県の北端から南端まで行ったり来たりだったから疲れが溜まるのもしょうがないかとは思う。ただそれも今回まででもうじき休めるようになるはず。昨日も宴会だったし。それはそうとカワムラさん後ろを向きながら運転してるから危なくて仕方ない。ほら前の車ぶつかる
1/7はれ
学校最後の日
すっかり帰り支度を整えて教室に戻ると、もうみんな席に座っている。教卓の目の前の自分の席に行くのが何となく忍びない。遅れて来たことが面白くないみたいですれ違いざまに教師が妨害してくる。
卒業試験の結果は30点だったそうで、今まで110点くらいでなんとか通したことはあったけれど、今回は本当に異例中の異例とのこと。確かに一夜漬けみたいな感じで試験に臨んだのだが、それほどまでに酷かったとは思わなかった。試験の後日に教師に結果どうだったか聞いてみたことがあったけれど、それではなるほど良い返事が出来るはずもない。一度卒業したあとわざわざまた最後の学年から入ったので大目に見てくれたのだろうか。
配られた解答用紙と答案と配点表を見てみるけどなんだかまとまりがなくて分からない。しょうもないところで点数が取れてないので結果は仕方ないのだろうと思う。国語の答案をめくっていくと値札のついた雑貨類がたくさん並べられている。「あれ、これは要らないと書かないと全員に買わされるシステムなのか…」これら全額が支払われるのだとしたら点数が低いのも分かるかもしれない気がした。
今日はこのあと彼女と一緒に帰って反省会をしようと思う。配られるプリントを後ろに回す。なんとなく終わったような空気になって、彼女が「もう帰っていいですか?」と言う。良いと返事があったのでそのまま帰る彼女。置いていかれてしまう。