出張
彼女は前乗りで行くというので、「じゃあ俺も行くよ。
自分は役立たずで旅館に残って遊んでる。
彼女は打ち合わせに
客先の人が来る。今日は特にない

向こうで電柱を建ててる。
電線が引っ掛かって派手に火花が散ってる
人の手で引き離す危ない。
作業員の人達がこっちに来てウチの監督と話してる。
「危ないだろあんなことしてちゃ。」
「こんなはずじゃなかったんですけどね。」

翌日、自分には仕事がない。
彼女は帰る。俺は役立たずで

高速のパーキングか郊外のショッピングセンター
車を下に停めるか上に停めるかで

長い坂道をトラックで登る。
手にはから揚げ串、食べようと思って買ったやつ
もう一本食べかけの肉団子

物置からいろいろ出してきて「これなんかどう?
なんかテカテカしてる感じするけどまぁちょうどいいんじゃないか

嫁に比べて肉がだぶついてる彼女
2人とも俺のもの
小さい頃から因縁の二人