5/8 はれ

一人でホテルに泊まってる
エレベーターは突き当たりの扉の奥の隠し部屋にあって、すぐにどこだか分からなくなる。
間違えて他人の部屋を開けそうになったりする。女の人が通り過ぎて行くのでそっちかと思ってついて行く。

次の日には近くで高校の同級会がある
さほど親しくもない仲間と昼間から飲んで、二次会を過ぎたあたりで一旦離れる。
どこかにお気に入りの帽子を忘れて来た事に気付いて、ホテルのフロントに無造作に置いてある自分の荷物から適当なのを取り出す。
「あとは片付けといていいよ」

レコード屋に行ってよく分からない音楽の話をする。
大通りの広場に他の人も集まってて、女の子の乗ったカートを押して遊んであげる。
違う人の名前で呼ばれるけど、そんなに似てる筈はない。歳をとったからなのか。